家庭内起業は、自営業でもなく、副業でもなく、主婦(主夫)の起業でもない、「家庭内で行われる起業」のことです。
子どもに欲しいものができたときに、「自分で稼ぐ方法」を教えることで、欲しいものを自分で買うという目標達成のサポートもできるので、ぜひみなさんのご家庭でも取り組んでみてくださいね。
家庭内起業の中でも取り入れやすく、人気があるのが「コーヒー屋さん」です。
実際に、どのようにしてコーヒー屋さんのような家庭内起業を実践しているのか、マネリテDAOのご家庭の事例をご紹介していきますね。
カフェ経営(コーヒー屋さん)
小学生が実践!メニュー作成から販売まで
- 食パン・ドリップコーヒーを子どものお金から購入
- メニューを作成
- トーストセットを売る
小学1年生と3年生のご兄弟の体験談です。自分たちのお小遣いで買ったものを商品化し、「売って儲ける」仕組みと、時間を使う事を体験されています。小学校低学年の子が自分でメニュー作成から販売までの体験はものすごい経験値になりそうですよね。
開店資金から経験するコーヒー屋さん
- コーヒーメーカーをお父さんから融資を受けて購入
- コーヒーを売る
コーヒーメーカーをお父さんから融資を受けて購入。良い借金と悪い借金の概念も教えられて、本格的ですばらしいです。
中学生が実践!帳簿付けまでやるコーヒー屋さん
- 粉コーヒー袋を親から仕入れる(その他、家にあるものを使用)
- ブラックコーヒーのみ(1杯40円)
- 帳簿をつける
中学1年生の女の子の体験談です。自分専用の任天堂Switchが欲しくて、半年くらい継続すれば手に入る状況を一緒に作ったことがきっかけになったそうです。帳簿も付けているとのことで、最初は月末収支が合わず、涙を流しながら確認していたのだとか。
結果、Switchも簿記の知識も同時に手に入れ、目標達成ができた!ということで、サポートされたお母様も、継続した娘さんも本当に素晴らしいですよね。
「達成できるという成功体験」を味わわせてあげるのが大事なんだと思いました。中学生になると、ステップアップで「帳簿付け」に挑戦してみるのもいい経験になりますね。
土日限定のコーヒー屋さん
- コーヒー50円/カフェオレ100円
- 同日におかわりをしたら全メニュー半額
- 月末に売上の1割を材料費として親に渡す
- おこづかい帳と売上帳は分ける
メニューと値段は、子どもたちが作成したもので、材料費や売上帳についてはお母さんが決めて仕組み化。売上から材料費を引いた分が「もうけ」になるよ、仕入も自分でやるようにしたら、価格は変えてもいいよ、などお母さんがサポート。
実際にやってみた子どもたちの感想は、「結構繁盛したね」だったそうです(笑)原価率が低かったというのもあったとのことですが、小学生の子が自分で決めたメニューと値段を受け入れて、サポートされたお母さまは素敵ですよね。
相当うれしかったようで、学校の宿題で毎日でている日記にも書いてました。土日のコーヒー屋さん☕️とはいえ年末年始や3連休があったので、営業日が多かったのもあると思います!
毎月更新!土日のコーヒー屋さんの運営報告を見ることができます。
サンドイッチ屋さん
【材料】
- 6斤入り食パン×2
- シーチキン缶×2
- ハム4枚入り×1
材料費:合計721円(税込)
【サンドイッチ】
- ハムとレタス(うちにあったもの)
- シーチキンとレタス を6セット
- セブンイレブンサンドイッチは平均単価338円なので 1セット340円で販売
- 6セットで2040円
利益 1279円
娘(15)が「サンドイッチ作りたーい」ということでサンドイッチ屋さんをやりました (※サンドイッチ屋さんと言うと思春期さんは『勉強』になっちゃうので言わない)
予算1,000円で材料を購入。
娘が起こした行動
*経費を抑えれば、利益も上がるという考えから予算を全部使わずに ・シーチキン缶を3缶セットから使う分だけの単缶にチェンジ。
食パンを5斤から6斤に変更
*わたしに早速販売。
1/2セットだったので170円をお支払い。 ニンマリしてました。
この調子で〇〇屋さんをやっていきたいと思います。ふと、外国のら経営者の方ってこうやってお子さんを教育していってるのかな?と思いました。
リアル版お店屋さんごっこ
小学5年生の男の子のお店屋さん
- 500円でお菓子を仕入れる
- お菓子に値段をつける
- 部屋を装飾してお店を開く
小学5年生の男の子の体験談です。以前旦那さんと意見割れていたけど、遊びの延長ということで「お金の回り方を知る」目的で”家庭内で出店”を始めてみたとのこと。
小5(売り手)小2と3歳(買い手)に好評で、とてもいい思い出になったそうです。お金の価値観は夫婦で別れることもあるので、こうしてダイレクトにお金の循環が見えるお店屋さんの経験はとてもいいものになったはずです。
5年生のお兄ちゃんは、妹さんたちのお菓子の好みを知っているので、喜ぶお菓子をチョイス。妹さんたちは「お兄ちゃんが好きなやつ買ってきてくれたー」とお兄ちゃんへの感謝が止まらず。お兄ちゃんはお兄ちゃんでとても嬉しそうで・・・いい関係だなと感じられていたそうです。兄弟愛とはまさにこのことですよね。
おはたま〜🐣
家族でのお茶会を目的に資金500円でお菓子を仕入れ、値付け。部屋を装飾してお店を開き、家族に販売。お金の流れを学べるリアル版お店屋さんごっこ。小5の息子がイキイキしてます😆まだまだ赤字だけどお菓子のチョイスが👍これからどう工夫していくか楽しみです🍀#おは戦41212dg— ゆでたまご@3児ママ専業主婦 (@y_u_d_e) December 11, 2022
続報と振り返り📣
家庭内駄菓子屋さんが好調です🥰小5息子が資金¥500で私・小2娘・3歳娘へ週に1.2回駄菓子屋を開いています。私は相談役。仕入れ・値付け・売上の管理を息子1人で行なっています💰数回行ったところで、売り上げが元の資金を超えた所で、なんと #子育て— ゆでたまご@3児ママ専業主婦 (@y_u_d_e) January 7, 2023
小学2年生の女の子のお店屋さん
- 友達と一緒に段ボールでお店作り
- 友達と持ち寄ったモノに値段をつける
- お客さん(先生)を招待してお店を開く
- 売上は募金
小学2年生の女の子の体験談。友達と段ボールでお店作りが流行っていて、子どもたちだけで持ち寄ったモノに値段を付けてのお店屋さんごっこ。
海で拾ってきた貝殻、折り紙で作った作品、家にあった不用品、手作りのお菓子などみんなで持ちより、それぞれに値段を付けます。(5円〜20円程度)子どもたちが順番に、売り手、買い手にまわり、100円のお小遣いがあれば十分に買い物を楽しめたそうです。
ある日、お店屋さんごっこで遊んでいたクラスのお友達5人で、担任の先生に招待状を送ったら、家まで遊びにきてくれることになったそう。総売上は1日で1,000円にも満たないけれど、学校の赤い羽根共同募金へ。
子どもたちと一緒に遊んでくれた先生のこと、子どもたちは一生忘れられないほどのいい思い出になったはずです。
SNS運営のトレーニング
子どものインスタグラムを作って投稿する
子供の絵や作品、写真をインスタグラムに投稿
10歳、7歳の子の体験談です。親の管理・運営で 子供のインスタグラムを作り、子供の絵や作品、写真を投稿して、SNS運営のトレーニングをされています。
“お金の知識を個人ビジネスから教えたい”と思ったことがきっかけで、フォロワーがある程度増えたらショップを作り、自分の作品を販売する経験を通して、自己表現をお金に変える経験をさせたいとのことです。
子供の小さい頃の工作や絵の記録も残るので、思い出作りにもなるので素敵な取り組みですよね。子どものアカウント運営なので配慮すべき点はありますが、今のところ子供も、工作や絵のモチベーションになっていルトのことです。
お母さんチャレンジでママpayゲット
- 母からの課題クリアで ママpayゲット
- コンプリートできたら50Pゲット!(1P=1円)
気まぐれな娘さんが毎日継続できた『お母さんチャレンジ』。冬休みの宿題を計画的にやるためにスタートさせたチャレンジですが、これが大ヒット!
お母さんからの課題を毎日こなせば、ママpayが貰えるというルール。コンプリートできたらボーナスで50Pゲット!(1P=1円)課題は何でもOK!ゲームも、読書も、お手伝いも、ぜ〜んぶ同じ感覚でトライしてもらうことを目的にされたそうです。
楽しくないと続かない子どもの心理をうずかせた、ナイスお母さんチャレンジ!気まぐれな娘さんが継続できたことで、娘さんもお母様もHAPPYな冬休みを過ごせたそうです。